1. トップページ
  2. テクニカル情報/Tips
保存温度環境下での理想的なスキャニング

保存温度環境下での理想的なスキャニング
保存温度環境下での理想的なスキャニング

超低温フリーザー或いは液体窒素容器から取り出した 2Dデータマトリックス チューブラックを直接スキャンする際にスキャン面に結露が発生することはよく知られています。 そして、すべてのラックバーコードスキャナーには、スキャナーウィンドウに結露が発生するのを防ぐ結露防止処理あるいは機構が施されています。しかしながら、どのような結露防止機構を付帯しても、その温度差からスキャン面の結露を100%防ぐことはできません。

さらに、そもそも凍結保存されているサンプルを室温状態でスキャニングすることによるサンプルの温度上昇は、サンプルにダメージを与える要因となります。
Askion(アスキオン)社のラックスキャナー「コールドアイ」は、スキャナー自体をすべての温度帯に耐えうる構造にすることにより、保存温度と同じ温度状況下でのスキャンを可能にしました。

スキャニング時の温度環境と保存温度との間に差がないためサンプルにダメージを与えないスキャンプロセスが実現できるとともに、スキャン後のサンプルへのダメージもありません。